はじめて
初Weiβ Schwarzです。
先日のブシロード堀井さん出演の『サーカス屋根裏放送・第六回』を見たりして、己の運命と一戦つかまつる所存になったのであり候。以下にアーカイブも。未見の方はぜひ。
とりあえず本格的に揃えてバトルというのもご時世的&忙しさ的に難しいので、まずはワンボックスで自分との戦いをすることに。と言っても、どういう勝敗ラインを設定したら良い勝負になるかも判らないので、匙加減は適当になってしまうのはご愛敬で。
担当キャラみたいな概念だと、何をもって担当とするのか論みたいなのが自分の中で複雑なことになり思考停止してしまうので、そういう角度ではなく、今回は男性キャラの枚数で勝負……と思ったけど、さすがに少なすぎるだろうということで、カード内に見切れているのも含めて男性が入っているカードが20枚以上あれば勝利! という訳の分からないゲームに挑戦してみます。

⚠ネタバレ注意‼⚠
DC、DSシリーズについてネタバレになるようなことを山ほど言っていたり、そもそもそういうシーンがカード化されていたりするのでご了承の上閲覧願います。
己との戦い

ギッシリ詰まっててこの瞬間は誰でもワクワクが止まらないはず。
全てを開け終わった後、ひとによってその表情はマチマチであろうが……こんな辺境の地を訪れているそこのアナタには幸有らんことをお祈りしつつ、早速一袋ずつ開けていきます。
1袋目

まず最初に気になるのが、スマホによる撮影の下手さ加減。テカってて見づらいわ!
正直カードの価値とかは判らないので、とにかく男性キャラがいるかどうか。そんな目線で袋あけてる人間、多分いないと思うけど。というわけで、まずは+1です。
D.S.の遥月のリアル脱出ゲーム的なやつで挿入される問題はノリノリで考えた記憶。実装してくれた当時のプログラマには感謝しかないです。
2袋目

大量ゲットで+5して合計6点に。美春の隣で見切れてる腕、モブ男子ですよね? 数えて良いよね? 工藤じゃないよね? にしても20っていう勝敗ラインはちょっと緩すぎただろうか。
初代の杉並が良い味出しまくっている。ただ、初代って杉並もアレだけど、よくよくテキスト読むと純一もなかなかにアレな感じなのが面白いですよね。主人公のセリフや地の文は音声がないので印象に残りづらいですが、注目してるとたまにとんでもないこと言ってたりやってたりしてますね。
ボクは初代から4はもちろん、D.S.二作品も含めてほとんどの作品(FD含む)のスクリプトや演出に関わっており全く馴染みの無いキャラみたいなのは皆無なので、どのキャラに対しても懐かしさがあるのですが、この中でいうと有里咲の『恋が始まる瞬間』のシーンは世界観の設定、有里咲というキャラの構築、プロット作成はもちろん、テキスト執筆もスクリプト演出も全て自分で(ディレクタと一緒に)やっているので、思い入れのあるシーンですね。このシーンのBGMは作中でも二カ所でしか使用されておらず、ここが初見になるのですが良い曲ですよね。溜めに溜めてここまで使わずにいた感じです。D.C.4未プレイの方がいましたら、ぜひこのシーンまでプレイを進めて頂ければ嬉しいです。
3袋目

義之ナイス。なんとか1枚確保。横長のカードは総じてエモいものが多そうな予感。
『枯れない桜』はD.C.シリーズでは特別なワードですが、その名を冠したカードはやはりエモ強い。
あえてこのシーンについて具体的にどうこうは言いませんが、ここも前述の『恋が始まる瞬間』同様にボクが全部やってる感じで思い入れ強く。未プレイの方はぜひここもご覧になって頂ければ。内容はさておき、このシーンもBGMにはこだわりありです。このシーンのためだけのBGMです。作中、ここでしか聞けません。
4袋目

ナイス純一。0は避けられた。これで合計8枚に。
音姫が甘酒で酔っていますが、酔っ払いというのはキャラの一面として描けると幅が広がるので好きです。理性が減って感情が増えるので、それが仮にダメな方向へ向かっていたとしても、ダメな魅力を際立たせやすいです。泣いても良いし、笑っても良いし、エロくなっても良いし。
酔う描写の最大の難関は学園物である場合はコンプライアンスです。かつては学生の喫煙シーンや飲酒シーンは普通に存在していましたが、今やそれは許されません。甘酒なので許されているところですね。そう言う意味では、逆にザ・大人というキャラクターを出したりも良いかもですが、この辺は需要と予算とのバラ──(大人の事情)──ですかね。
5袋目

見切れとかではなく、貴重な男性キャラのカード、叶方。
D.C.4をプレイして頂けた方には判ってもらえると思うのですが、叶方は男の娘とは形容できません。彼はそのまんま男性ですよね。彼にはいつまでもガチャの確率の計算できるようにならないで欲しいものです。
6袋目

ナイス義之。エリカの隣にいてくれました。
まひるとソースせんべえをすこれ。まひるは確か本編では雨野さんが書いてたと思うのですが、FDでは多分タイミングや手の空き方やなんやらと、ボクの方も空いてたりで書いたんだと思います。早口言葉とかギミック持ちのキャラを受け継ぐのは実は結構難しいのですが、少しでも違和感を持たれずに読んで頂けていたら良いなあと思ったり。当時、立羽くんとよく一緒に深夜、休憩室のテレビでF1見てたのを思い出します。
7袋目

大和と一登で+2に。合計12点。有里咲と有里栖とアリスが総出演の袋でした。
D.C.4のヒロインたちの中で、ちよ子は個人的には少し心配していたところがありました。全て敢えてやったわけですが、作中の魔法との関係の度合いがひとりだけ違っていたり、いわゆる動画配信者というものに対するユーザー様の見方とか(企画していた2017~2018年頃は個人的な感覚では今ほど顔出し動画配信者と美少女ゲームファンとの親和性が良かったとは思えなかったので)。
しかし心配を他所にしっかり受け容れて頂けて良かったです。きっと動画配信者というものがより一般化するだろうと思っていたことがその通りになっているところや、ちよ子自身の良い子なところや、尾崎さんのテンションの高い演技や色々なところが良い化学反応を起こせたのかなーと。ちよ子が下品な動画配信者に悪態をつく台詞は自分が書いたちよ子の台詞の中では特にお気に入りです。
8袋目

詩名の隣の一登と、杏の攻撃対象と、未羽が恐がりなおかげで+3です。合計15点で順調な戦い。
前項のちよ子と同様に、未羽も少し心配していましたが、未羽も多くの方に愛して頂けてありがたいです。ちよ子もそうですが、担当ライター様の技術も光り、大きなお力添えになってたと思っています。
実はスケジュールが厳しく今考えると恐ろしいですが、まだ実際にシナリオを書く前の企画段階でどれだけ良いものになるか判らないというのももちろんあったと思いますが、ひより・未羽・ちよ子は──(ピー)──という話があったりそれに抵抗したりで、このような形になりました。結果としてかなりベストに近い形になったと思っています。ちよ子と未羽に関してはもちろんもう少しボリュームを、という声があるのは当然だと思いますしボクも気持ちは同じです。
9袋目

貴重な清隆成分で+1確保。美琴はD.C.IIIの中では葵の次に縁があるかな。
横長カードの天は『奇跡の再会』ってことで、D.S.IFですね。D.S.は企画にはあまり絡んでないので、天と遥月のプロットもらって、ある程度展開やキャラを盛って書きましたが、肉体的にも精神的にも実体の無い天は、いわゆるアンドロイド系ヒロインよりもさらにもう一段階儚い存在だと思いながらあれこれ考えました。
もらった設定になかったデコピンを盛ったのもそこからです。割とちょっとした小突きとかでも、主人公・ヒロインともにDVキャラみたいになることもある昨今、デコピンがどう思われるか少し心配でした。プレイして頂けた方には、あれが天と敦也の共同作業の産物だということは判ってもらえてると思います。もちろん、握手やハイタッチでも良いわけですが、デコピンなのはAIという存在への見方やらなんやらを踏まえての敦也の照れです。
10袋目

再びエリカの横の義之が頑張ってくれました。そして世代を超えた雪月花。
前項の天の続きというわけではないですが、奏もレアな存在ですね。登場シーンの尺はとても短いですが、大きな意味を持っているキャラです。奏の登場シーンはボクが書いているので、短いながらも印象にしっかり残っているキャラです。
人の幸せってなんですかね……(遠い目)
11袋目

ここにきて、とうとう0枚に! 合計17点で足踏みです。
『新たに始まる物語 さくら』がさくらかどうかはさておき、逢見諳子って難読の多い創作キャラ名のなかでもなかなかかなあと思います。D.C.4に関してはディレクターとボクとでキャラ名を決めましたが、どちらの発案かは割と半々くらいかもしれないですね。数えたことないですが。脇役やちょい出のキャラとかまで入れるとディレクターの方が多いと思いますが。キャラの命名はいつもおっかなびっくりやってるかもしれないです。
12袋目

義之と一登で+2で19点。これは勝敗ラインを緩めに設定しすぎたかもしれない。
姫乃のカードにサインが入ってて、なるほど豪華でこれは嬉しい。カードゲームにどっぷり行くと全種類を複数枚とか揃えたくなるし、なかなかの茨の道というのも想像できるなあ、等と。
詩名の物語の締め方には賛否両論あるだろうなというのは企画段階から判っていたことですが、描くテーマや詩名というキャラの個性、作品全体の構成、そしてテキストから読み取れる範囲における設定面を考慮しても、あの締め方しかあり得なかったです。ありがたかったのは、割と攻めた内容をディレクターがOKしてくれたことと、実際の執筆担当して頂いた担当ライター様がこちらの意図を汲んだ上で100%以上のものにしてくれたことです。
詩名に対して申し訳無かったことがあるとすると、プロローグでね……うん、どうしても設定上……うん。ゴメンネ。
13袋目

おっと、今回も0枚。終盤にきて進まなくなってきました。
葵ってシリーズでは割と貴重な攻めツッコミですね。ボケに絡まれての受けツッコミが多い中で、ガンガンいりじにいく攻めツッコミ(時々攻めボケ)は書いていても楽しかったです。
自分がメインライター的な位置や企画に近い位置にいる作品ではありがちなのですが、D.S.やD.C.IIIではそうでもなかった割に最後にならないと読めないキャラの担当で、D.C.4もそうですが、過去では舞-HiMEやエタファンなんかも〆のテキスト書いてるので、せっかく書いていても実は物理的に一番読んでもらいづらいというのは悲しみかもしれない(笑
寮生たちとは一線を画す、葵のような一人暮らしっ娘は独特な生活感が出せて良いですよね。
14袋目

叶方とひまりにしがみついている男の子で+2で残り2袋残して21点獲得。もう少し厳しめのライン設定の方が良かっただろうか。ただ、2袋目のフィーバーが無ければ妥当なラインだった気もするし、まあ良しということで。
ひよりの決めCGですが、何気に本校バージョンという。ギミックのあるキャラは引き継ぎが難しいという話を上の方でしましたが、ひよりもかなり難しいキャラだと思います。例の575もそうですが、口調や語尾がテンプレ化不可能なのできっと難しいだろうなあ、と。
15袋目

叶方と大和と一登で+3点です。一登は手だけ見えてますね。ひよりのおっp──
音姫とまゆきが揃って出てきたので並べました。良いコンビですね。カッコイイ先輩は正義。諳子や立夏、KotoRIも含めて年上がたくさん出た袋でした。とても良き。
16袋目

前の袋から一転して、この袋は年下満載に。
最後の袋は再登場の初代杉並に〆てもらいました。その他、杏の隣と桜姫と手を繋ぐ義之で、最終的に27点という結果に。
25点を勝敗ラインにしてたら劇的なフィニッシュだったわけですが、まあそれだと台本感強くなるので、これくらいで丁度良かったかもですね。
楽しかった
シンプルに、袋を開ける時のワクワク感がたまりませんでした。
初めてやるソシャゲでわからないままガチャ回してる時にも、なんか妙な昂揚感ありますよね。ありませんか? あってください。
このカードたちだけで満足な対戦ができるとかではないのかもしれないですが、機会があったら少しずつ集めたり覚えたりしていければなと思えました。
なんだかんだで長文記事になった気がしますが、全て読んで頂けたなら幸いです。
大感謝、です。
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