ボクのサブPC死亡・前編のコト

PC・ガジェット

 サブPCが急死してショックの巻。

どうやら死んだっぽい

 普段使いのメインPCの他に、サブPCを運用しているが、ちょっとした都合で何週間か停止していたものを再起動しようと電源を入れた。
 モニタに何も表示されないので「モニタが死んだのかな?」と別のモニタに接続してみるもやはり信号が出て無いっぽい。
 じゃあGPUが死んだのかもしれないと、dGPU(いわゆるグラボ)を引っこ抜いて、マザーボードの映像出力からモニタへ接続してみる。
 それでも相変わらず。
 ファン類は回るし、LED関係も点灯するけど、BIOSすら表示されないので、他の可能性は皆無ではないが、ほぼほぼマザーがなんかの拍子に逝っちゃったんだろうなと結論付ける。

サブPCだったものの構成

旧サブPC内臓

 サイドカバーを外した、埃まみれのグロ画像。約10年間頑張っていたサブPC。中身がどんな構成だったのか自分でもあまり覚えていなかったが、ASRockのH67DE3マザーにintelのリファレンスクーラーがついていた。どうやらcore i5 2500のようで、なんとなく当時組んだ時のことを思い出す。
 PC1333の4GBメモリーが4枚ささっていた。
 ぺらっぺらのGPUはRadeon HD6570。人生でGeForceの利用が1ヶ月くらいで、後はS3、3dfx、ATi(後にAMD)という特殊な人間なので、いつものようにRadeonにしたのだろうと思う。

 その下についてるのはIEEE1394拡張カードで、これはAudioIFのEdirol FA-66を接続するためのもの。もう10年前の段階でIEEE1394端子はマザーボードから消えかかっていたので増設したのだろうと思う。

 ケースは数千円の安物。10年前ということもあって、裏配線なにそれ美味しいのレベル。

サブPCの役割

 サブPCには以下の用途が求められている。

  • メインPCで使う重要データのバックアップ
    • 自動バックアップ
  • メインPCが死亡した際に、次のメインPCを準備するまでの間の作業用
    • 重い作業はできなくて良いので、ライティングやスクリプティングが出来れば良い
    • 最近はリモート会議の機会も多いのでそこに穴を空けずにすむように
    • その他SNS、チームコミュニケーション系ツール用途

 というわけで、今メインPCが死ぬとかなりヤバイので、早急にサブPCを整えないといけないが、極寒の懐事情を思い出して涙が止まらない。

自作PC遍歴

 自分が使うPCはモバイル以外のデスクトップは基本的に全て自作しているので今回もそうする。
 最後に購入した(親に買って貰った)メーカー製PCはNECのPC9821 Xa16だったのをこれを書きながら思いだすなど。
 あれはPC98シリーズとしては当時最高性能でPentium 166MHzの爆速かつ初期からメモリー32MBも搭載していて──って、共感するのが同年代の友人しかいない話。Cバス用のセガサターンコントローラー接続アダプタとか、MIDI拡張ボードにSC-55MkIIつないでいたり、割と色々なことに利用していたなあ。

 PC98シリーズへの愛は強かったが、何年も使用しているうちにもうそういう時代でもなくなった。新調が必要になった時、当時学生だったので予算もミニマムな状況ではあったが、当初は自作という選択肢は無かった。そんなことができるとも思っていなかったレベル。
 ところが運が良いことに、自作に精通した友人がいて、ありがたいことに完全監修で世話してくれるということでコスパの良い自作PCを完全初心者なのに組めることに。まだBTOとかもほとんど無い時代の話で、お店で聞くとかいうのも難しい頃。電波会館、ラジオセンター、ラジオストアーとかの1畳の露天スペースみたいなところでむき出しのバルクのメモリーとかを買ってパーツを集める感じ。
 当時は友人の中の誰かがPCを自作するとなったら、それはひとつの催事で、大勢で秋葉に繰り出してパーツを一式買って帰って組むというような感じだった。集まって遊ぶ口実のひとつのような。

 で、買ってきたパーツを並べて、さあ、組み上げてもらうぞというところで、その友人は「じゃあ頑張って組んでみて。明らかに不味そうなことしそうだったら止めるから」と言って他の友人らと漫画を読み出した。
 ほとんど英語マニュアルしかないパーツを、完全初心者にやってみろというのである。何度もミスを繰り返し、試行錯誤の末、無事に起動したのは12時間以上経過した深夜だった気がする。その時の友人のサムズアップとピカピカの笑顔は忘れない。
 というスパルタのおかげで、一回目の自作にしてほぼ全容を把握することができた。その友人の流儀を継承し、ぼくもその後別の友人や後輩や家族など多くのPCの自作をみることになったけど、スパルタでやっていった。そして彼らもまた同様に。まじ感謝、友人N。

 というわけでデスクトップ自作派として、今回の新サブPCも自作とする。

新サブPCのコンセプト

 まずは新サブPCのコンセプトを検討するが、さすがにものが古すぎて流用できるのはストレージくらいなので、その他全てを一新することとする。
 メインPCも旧サブPCもミドルタワーケースで何かと場所を取るので、サブPCはコンパクトにすることに決める。
 PC自作の際はできるだけ何かしら新しいチャレンジをしたいので、今回はコンパクトにするために、初めてmini-itxで組んでみる。小さなチャレンジだがこれくらいで良い。

 スペックはそこそこで構わないので、コスパ重視とする。
 いざという時にはある程度の作業をこなしてもらわないといけないので、celeron等の安いけれどもそれ以上に性能も低く、かえってコスパ悪いものは避ける。

 で、色々昨今のパーツ事情を見て、友人から話を聞いたりもして再認識するのが、昨今のパーツの割高感。コロナやらなんやらのせいで去年よりも明らかに高騰している。友人Sからも今年一年は割高で買うことを覚悟すべしと言われたので、素直に覚悟を決めたのであった。

 結局下記のようなコンセプトとする。

  • mini-itxケース・マザーで窒息しない程度に小型に
  • メモリーはほどほどで良し。16GBくらい?
  • dGPUは無しで良し
  • CPUはcore i5程度で良し。10400くらい?
    • dGPUを付けないので10400Fではなくて10400無印の方かな
    • リテールファンでも良さそうだけど、小型ケースの内部フローよく分からないので空冷CPUクーラーは用意。簡易水冷つくケースもあるけど、メインが簡易水冷なのでサブは空冷にしておく
    • Ryzenでも良いけど、それは次のメインPCで。むしろ今はintelの方が割安なのでサブはコスパ重視で(隔世の感)
  • 耐久性重視のストレージ
    • と言ってもそこまで信用もしないのでWDのREDシリーズくらいで

注文

 amazonで買えるものはamazonで、買えないものは今回はTSUKUMOのオンラインショップで。
 なんか、マザーボードだけ在庫アリじゃなくて、出荷までに2~3日ってステータスだけど、信用して良いのだろうか。一週間くらいで届けば良いが、このまま延々一ヶ月経っても来ないみたいなこともあるあるなので、一週間くらい待っても発送されなかったらキャンセルして第一希望のマザーを諦めるしかないかな。。。

 つづく

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